404 Not Found

戯れ言、妄言、独り言。

漫画『タコピーの原罪』

すごい漫画見つけました。

「ジャンプ+」で連載中のこの漫画。可愛らしいタコの姿の宇宙人が出てくると思いきや、内容は小学生の残酷ないじめと、その裏にある大人の勝手な事情、そして子供の純粋さ故の残酷さをリアルに描いています。

うちの子、来年これに出てくる子供と同じ小4何ですけど、大丈夫かとホントに心配になる。。。

恐ろしいけど、先が気になって一気見しちゃいました。

IT業界を変えるために

今に始まったことではないが、、 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/IT%E6%A5%AD%E7%95%8C%E9%9B%A2%E3%82%8C

こんな流れがある一方で、手に職付けてクリエイティブな仕事を、なんて文句で未だにプログラミングの受講生募集がたくさん見つかるって不思議な感じ。

今の日本のIT業界の不健全な構造は、一朝一夕には解消されない問題なのだろう。

失った30年の感に、ITゼネコン達がユーザー企業の後先なんて考えずにシステムを乱立させて、サイロ化を容易く後戻りできない程に進めてしまい、ユーザーはその保守と定期的な更改に追われるばかり。コストも限られる中でデスマーチが横行して、そんな状況を大手SIer達は人海戦術でねじ伏せ、ユーザーにベンダーは安くても言えばいくらでもやってくれると間違った認識を根付かせる。

そうやって、腐りきったIT業界の構図の出来上がり。

どうすれば、この構図を変えられるのか?

今までの固定観念に囚われず、ITとエンジニアの付加価値を真に考えられる、ベンダーと企業の手によって、腐りきったベンダーや企業を駆逐するしかないのではないだろうか。

技術のコモディティ化は進むけども、ベンダーはそんな中でも自分達の差別化できる価値を創造し続け、ユーザーはITの価値を正しく評価して、それによって更なる進化を遂げる。

30年積み重ねてきて、そう簡単に取り除ける膿ではない事は重々承知だが、残りのエンジニア人生を費やすなら取り組むに申し分ないテーマだと思う。

人売りIT企業

この記事に激しく同意! https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00205/012500061/?n_cid=nbpnxt_mled_itmh

あと、金は出すけど、会社として向かうべき方向性も示さず、育成は現場や個人に丸投げ。一見育成に投資してます的に見せてる企業も同じ。

おまけに案件に関しても、何の考えもなく目の前の数字ばかり追いかけて、ろくでもないユーザーのろくでもない案件ばかり受けるから、現場は対応に追われて、新しい技術を習得する暇もない。

話は少し逸れますが、私が新人だった20数年前、ITはそれまでのメインフレームと呼ばれる大型コンピューターから、オープン系と呼ばれる(メインフレームに比べて)小型のサーバーにほとんど取って変わろうとしてました。

メインフレームはベンダー独自仕様のため、ベンダーのエンジニアが常駐サポートするのがパターンでした。

私が行ってたユーザー先にも、メインフレームのサポートをしている中年エンジニアがいました。

メインフレームに関しては優秀な人でしたが、私は「あぁ、この人はこの廃れていくメインフレームとともに、ここでエンジニア人生を終えるのだろうな」と感じざるを得ませんでした。

時代は流れて、今メインフレームからオープン系への時と同じ様な変換期が来ていると感じます。

このまま流されて、廃れていく技術とともにエンジニアてしての余生を過ごすにはまだ早いと、危機感を強く感じている今日この頃です。

日本でのDX

今日は最近流行りのDX(デジタル・トランスフォーメーション)について書きたいと思います。

私なりの解釈だと、DXとはITを中心に考えた事業、業務の効率化、見直しもしくは新規構築と言ったところだと思います。

ITを使って業務の無駄を徹底的に排除する。破壊的創造なんて形容もあるくらいで、それまでの固定概念や慣習を変えていこうとするのがDXなのだと。

そんなDXですが、近頃はDX人材募集とか、DX人材育成とか、やたらと言ってて、外から誰か連れてくるとか、育成するとかで出来るものなのか??って疑問に思っちゃいます。

個人的な意見ですが、DXって会社の空気と言うか、変えていこうとする文化の上について成り立つものだと思うのです。

一方で、特に大企業のIT部門、ベンダーに単価が高いだの、設計は現行踏襲で良いだのとないにかと理由を付けて見積りを下げさせ、蓋を開ければ何かと難癖付けて契約外の事までやらせようとする。ドキュメントの誤字脱字や書き損じを見つけては仕事をした気になってる。

他にも、自分の仕事がなくなるとプロセスが変わるのに抵抗する人、新しいことをやろうとするとか何かと批判して潰そうとする老人。

こんな人たちが蔓延る中で、外部から誰か連れてきたところで変われるわけないでしょ?だって自分たちの無駄な仕事が無くなっちゃうんだもん。

そんなだったら、新しい会社が全く新しいやり方で変えた方が良い。世の中変えるのは大企業なんかじゃなくてこれから出てくる元気な会社であって欲しい。

働くということ

「疲れるほど働くな」って和久さんは言ってました。(分からない人は「踊る大捜査線」をググってみてください)

疲れるって、単に仕事量が多くて疲れるってこともありますが、自分の納得の行かない仕事、楽しめない仕事だと大した仕事量でなくても、めちゃくちゃ疲れる気がします。何より心が疲れきってしまってるのかも。

私が働き始めた頃、仕事は辛いのが当たり前、好きな事を仕事にできるのはごく一部の才能のある人たちだけという考え方だった気がします。

バブリーな頃はそれでも良かったのかもしれませんが、僕らの頃はもうそんな時代は終わってた。

昔に比べれば、仕事も多様化してそれぞれが自分にあった働き方を探せる時代になった感じもするものの、やっぱり根底にはまだ我慢を強いる精神論的な仕事への考え方が残ってる気がします。

日本特有の考え方なのでしょうか?他の国では、どういう風に考えるものなのか聞いてみたい今日この頃でした。

今日見つけた記事

こんな記事を見つけました。

システムの保守運用体制が瓦解する理由、みずほ銀行の障害を反面教師にできるか https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00849/00071/?n_cid=nbpnxt_mled_itm

そうそう、構築時でも大概だけど、運用に入るともっと極端に単価ベースで値切ってくるよね、、、

思い出したくもないですが、昔運用に関わってた時に、ユーザーからコスト削減を要求され(その時点ですら鼻血出そうな感じで、先に別の仕事が取れるはずという思惑だけで我慢してたのに)、挙げ句、そのユーザーがうちの下でやってたベンダーに直で見積り依頼して、そのベンダーもそれに応じちゃったもんだから、それまでの苦労の甲斐無く、仕事を取られたという痛い思い出があります。

まあ、それを思えばざまぁ見ろという感じなのですが笑

昔一緒にやってたITコンサルの重鎮の方が、構築部隊はコストセンターだが、運用部隊はプロフィットセンターだと言ってたのを思い出しました。

システムは構築時点では利益を産み出さないが、運用することで利益を産み出していくと。

そんなことも考えずに、コストカットばかりに走る大企業のIT部門の皆様、ご愁傷さまと言ったところですかね。

DXやなんかで、よりスピーディーで効率的なシステム運用が求められていく中、多くの企業が内製化のためにエンジニアを囲いこもうとしていると聞きます。エンジニアがもっとクリエイティブに、その価値を向上できる様になって欲しいと願うばかりです。

アップ or アウト

他の業界は分かりませんが、コンサル業界ではよく聞く言葉で、アップ or アウトというものがあります。

アップ=昇進、アウト=退社で、昇進しなければ退社を迫られる。と言っても、私はそういう会社にいたことがないので、どういう感じかは分かりません。

それに対して、アップ or ステイという言い方を聞きます。ステイ=現状維持です。昇進できなくても、そのまま在籍できるから、うちの会社は厳しくないよと、リクルーターが言ってアピールすることがあります。

ホントにそうなんでしょうか?

仕事で大きなミスをする、仕事に対するモチベーションが無くなってしまう、そんな状況の人間を放置する、または数合わせのために手放すまいとする。

そんな会社が良い会社でしょうか?会社が無責任に社員を飼い殺しにすることで、社員が無意味に年を重ね、次のステージにチャレンジする機会まで奪ってしまう。そんな会社が良い会社とは到底思えません。むしろ退職勧告より残酷な話だとすら思います。

良い会社とは、社員の内面的な移り変わりも拾い上げる仕組みを用意して、社内での別のポジション提示をする、場合によっては社外も含めて新しい役割を一緒に考える。そんな会社がホントに良い会社なんではないかと思う今日この頃です。