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戯れ言、妄言、独り言。

お役所のIT事情

大きなお役所には、某大手コンサル会社とか、IT何とか官みたいなブレインがいます。コイツらが時にろくでもないという話。

先日書いたお役所の仕事。何とか提案できるところまで形を作ったのですが、私はコロナ渦の影響もあり、対面プレゼンには参加しませんでした。する気も無かったのですが。

後日、その日の質疑応答が纏められた資料を見つけ、覗き見た際に最初の質疑を見て驚愕しました。

最近の機器では一般的なのですが、インターネット経由でベンダーのサポートと通信して障害をいち早く検知する機能があります。もちろん暗号化もしてますし、セキュリティも保たれてます。

それに対して、そこのIT何とか官の質問には、「セキュリティレベルを下げることで障害情報を検知できるようになるのか?」と書いてありました。

実際のやり取りは分かりませんので、違ったニュアンスがあったのかもしれませんが、この文面だと完全に「インターネットに繋がる=セキュリティレベルを下げる」となる。これは完全なミスリードです。

一方、違うお役所の話。

そこでは某大手コンサルがシステムの多くを取り仕切ってました。ある日の事、営業経由でこんなのを実現したいから、実現可否を検討して、出来そうなら仕事をお願いしたいから見積もってくれないかと、割りと具体的なイメージの絵とともに依頼が来ました。

内部で検討したところ、出来なくはないけど余りにも現実的で無いとなり、修正案を持って行ったところ、持ち帰って顧客と相談すると。後日連絡が来て、今度は我々が提示した案で行きたいけど移行はどうすれば良いかと相談が来ました。

また内部で検討して、移行は実際にやるとしたらこんな感じだろうと整理して話をしたところ、再度持ち帰って検討すると。その後自分たちでやることになったから見積りはもう良いよと。。

信じられないような出来事でしたが、それ以降、そのコンサルから仕事の話が来ることも無くなりました。

いずれも事実で、こういうリテラシーの低い人たちがユーザーならまだしも、ITのアドバイザーとして大きな顔をしているこの国は当分諸外国には及ばないのだろうと思う今日この頃でした。